すいかのドラマ三昧

いよいよ最終回。
夫々の夫婦がどの様に問題に片を付けるのか。
愛憎渦巻く中、中々感情の落としどころが見付からないのですが、そこを無理矢理にでもけりをつけるのが大人の世界と言うもので、そう言う意味では中々上手な纏め方だった様に思います。

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前回の伏線、つまり、マンションに配られたビラが誰によるものなのかと言う事と、何故小田原が執拗に美都たち夫婦に干渉してくるのかと言う事が回収された回でした。
あ、美都の妊娠の件も解決したので、事象的な伏線は全て回収された感があります。

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いよいよサイコホラー色が強くなってきました。
当然脅威は涼太と麗華ですが、ここに来て、周辺キャラも具体的な行動をし始めて、物語のコントラストがはっきりしてきた様に感じます。

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冒頭の美都と光軌の会話の中の光軌の台詞が中々男の本質を突いていると感じました。
自分に好意を持っている可愛い女の子がいる場合、自分自身に特定の相手があったとしても、正直、男は心が揺らぎます。
据え膳食わぬは男の恥とも言う訳で、そう言う意味では、積極的に自分にアプローチをしてくる美都に心が揺らいだと言うのが本音なのでしょう。
半年位たったら勿体無かったと感じるのだろうと言う感情は言い得て妙と言うかなんと言うか。
ただ、そこで一線を越えるか超えないかで様々な事が大きく変化する訳で、特に光軌の様な正直者には相当辛い事になる訳です。
後悔先に立たずと言うヤツですね。

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涼太のターンが開始したのと同時、麗華が光軌の浮気を勘ぐり始めて、もはや身動きがとれないと思われる美都ですが、その挙句の果てにとった行動が家出とは、中々にぶっとんだ女の子ですねぇ。
普通の人なら多少なりとも自己批判やら反省やらをする訳ですが、彼女の行動原理には一切そう言ったものはなく、清々しいまでにクズなのが逆に潔く見えてしまいます。

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いよいよ涼太が行動を開始して、今までとはやや様相が変わってきた様に思います。
明確な攻撃を行わないと言うのも精神的にはかなり効く訳で、特に美都の様なタイプには余計にそうなのかもしれません。
もはや涼太に対して嫌悪感すら抱いているかの様に見える美都ですが、そもそもの原因はオマエなんだぞと、視聴者としては突っ込みたくなるのは制作側の意図する通りなのでしょうかね？

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相変わらずゲスな展開を見せる本ドラマ。
主人公に感情移入が出来ないのも相変わらずですが、ここまであっけらかんと不貞を働く姿を見せられると、ふと、そう言うものなのか？
と感じてしまうのが不思議です。
と同時に、ここまで悪びれずに不貞を働く事が出来るものなのかとも思えてなりません。

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相変わらず全く感情移入が出来ないどころか、嫌悪感すら感じてしまう主人公たちですが、ここまで徹底的にゲスだと、かえって清々しくも感じてしまいます。
ここまで主人公たちの心情が理解できないと、或いはSFを見ているが如くドラマを観てしまいます。
はたした人間はここまで利己的に思考する事ができるのかと言う疑問が生じてしまうのですが、それがこのドラマの売りでもあるのでしょうから、ここはひとつ、湧き上がる嫌悪感を抑えつつ、今後の展開を見守るのが得策でしょう。

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いよいよ一線を越えたところから始まる２話目。
相変わらず何の感情移入も出来ないのですが、若干前回とは印象が変わったところがあります。

前回の放送では誰一人マトモな人がいないと言う印象で、美都は勿論、香子も大概なモノだと思っていたのですが、どうしてどうして。
なんと、香子は至極常識人だったのですねぇ。
暴走している美都を見限った姿は中々颯爽としていて格好よかったです。
ただ、唯一美都の抑止力になりそうな香子が去ってしまった事で、美都の暴走は拍車が掛かりそうで、今後の混沌ぶりが想像に難くありません。

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少女漫画家の、いくえみ綾原作のマンガのドラマ化。
残念ながら個人的には、いくえみ綾先生の漫画を読んだ事がないのですが、ファンにとっては念願のドラマ化なのでは？
不倫がテーマらしく、結構内容がエグイと聞いたので、そのつもりで観ました。
ところが、アレ？
割と普通の恋愛ストーリーなんじゃ？
と言う雰囲気でドラマが進んで行ったのは狙ってなのでしょう。
原作を知っている人は重々承知の内容なのでしょうけど、一見さんにとっては結構センセーショナルな展開でした。
そう言えば最後の一線を踏み越える前までも、一見、爽やかなドラマの体をとってはいましたが、よくよく考えてみると、登場人物のほとんどがクズだったよなぁ。(笑)

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