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あなたのことは それほど

あなたのことは それほど ♯1

少女漫画家の、いくえみ綾原作のマンガのドラマ化。
残念ながら個人的には、いくえみ綾先生の漫画を読んだ事がないのですが、ファンにとっては念願のドラマ化なのでは?
不倫がテーマらしく、結構内容がエグイと聞いたので、そのつもりで観ました。
ところが、アレ?
割と普通の恋愛ストーリーなんじゃ?
と言う雰囲気でドラマが進んで行ったのは狙ってなのでしょう。
原作を知っている人は重々承知の内容なのでしょうけど、一見さんにとっては結構センセーショナルな展開でした。
そう言えば最後の一線を踏み越える前までも、一見、爽やかなドラマの体をとってはいましたが、よくよく考えてみると、登場人物のほとんどがクズだったよなぁ。(笑)


ダスティン・ホフマンの卒業で有名な、花嫁強奪シーンで逃げていく花嫁。
それに憧れる美都ですが、結局はその逃げた花嫁は今は別の男と一緒にいる訳ですが、まぁ、それは良いとして、問題はその花嫁の言った台詞でしょう。
「道徳の先生ではないので、嘘ついていい人でいるより、間違っても幸せでいる方が」ってヤツ。
ここにこのドラマのテーマが凝縮されている様な気がします。
普通、一般的な倫理観を持つ人であれば、先ず、「何故嘘を付く様な状況になってしまったのか?」と言う事と、それを踏まえた上で「間違っても幸せでいる」為に、一体何人の人間が不幸になってしまうのかと言う事を真摯に受け止め反省する訳ですが、彼女は完全に居直ってしまいます。
又、美都はそんな彼女に感化される訳ですが、つまり、これこそがこのドラマのテーマを象徴している事なのだと言う事が想像出来るわけです。
要するに、今後、美都は周りをどんなに不幸にしようとも、自らの幸せを追求してゆくと言う事なのでしょう。

とりあえず、今回は一線を越えたところで終わりましたが、来週以降は美都をはじめとしたキャラクターのクズっぷりがどれだけ炸裂するのか?
今のところ涼太がその片鱗を見せていますが、勿論、こんなもんでははいはず。
来週以降は遺憾なく異常っぷりを発揮させて欲しいものです。

さて、今回は配役も中々に興味深いものがあるのではないでしょうか?
主役の美都役の波瑠ですが、彼女は今まで比較的しっかりとした人の役が多かったので、所謂だらしない系の役は今回が初めてなのでは?
割と硬質な印象がある彼女が、どれだけだらしない女性を抵抗なく演じてくれるのか、楽しみなところです。
又、夫役の東出昌大の、こう言う、イケてない系の役・・・と言うか、危ない系の役も見た事ないので、夫婦揃っての配役的なミスマッチ感覚が、今後、ドラマにどう言う風に作用するのか興味深いところです。
あと、美都の不倫相手である光軌役の鈴木伸之ですが、彼、個人的には最も印象に残っているのが、ルーズベルトゲームの敵のピッチャー役です。
あれは猛烈に嫌なヤツの役だったので、今回の、比較的明朗な感じの役が、これ又ミスマッチな感じがして不思議な感覚になります。

そんなこんなで、このままいけば、決して一筋縄ではいかないドラマになるはずなので、そのゲスっぷりを楽しみにしながら来週以降の放送を観て見ようと思います。










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