主人公に感情移入が出来ないのも相変わらずですが、ここまであっけらかんと不貞を働く姿を見せられると、ふと、そう言うものなのか？
と感じてしまうのが不思議です。
と同時に、ここまで悪びれずに不貞を働く事が出来るものなのかとも思えてなりません。
それにしても、ここまで利己に徹する事が出来る主人公も珍しいと言うかなんと言うか。
最終的に、どう落とすつもりなのかが気になって観ていますが、あまり心地の良いドラマではないのは確かだし、なにやら世間でも非難(?)轟々らしいので、果たして予定話数が放送されるのかもわかりませんね。
相変わらず端々にコメディ感を醸し出していますが、これ、決してコメディにはなり得ないドラマですよねぇ。
と言うか、考え方によっては、猛烈に重い・・・と言うか、ドロドロした昼メロ系のドラマなんじゃないかと。
ある意味、昼のドラマで放送されたら結構な話題になったのかもしれませんね。
内容は相変わらず光軌との浮気を楽しむ為に下手な嘘を涼太につき続ける美都と、そんな嘘を見抜いて少しづつ外堀を埋めつつ現実を確認していく涼太の静かなる攻防だった訳ですが、ここにきて事態が大きく動いて緊迫感が増してきました。
次回からはきっと涼太のターンとなる訳ですが、伴って、今までのコメディ的な雰囲気から一変して、いよいよサイキックホラー的な展開になっていくのでしょう。
同時に気になるのは、涼太がどんな攻撃を仕掛けてくるのかと言うところです。
逆に言えば、涼太に浮気がバレた今、相変わらず、美都は光軌と浮気を続けていくのか？
エモーショナルに訴える事は決してしない涼太なので、鳩の喧嘩の如く、或いは、真綿で首を絞めるが如く、ゆっくりと美都、そして光軌に復讐を企てる様は、これはこれで見応えがあるかもしれません。
その第一弾として「プレゼント」があった訳ですが、これは、かな～りメンタルに響くプレゼントですねぇ。
ただ、嘘を付くのが下手で、言うなれば鈍感な美都に、このプレゼントの恐怖が理解出来るか否かはわかりませんが・・・。
さて、このドラマ。
あまりのクズっぷりに世間ではネガティブな意見が多いらしく、つい最近のネットニュースでも取り上げられていました。
ただ、矛先が主演の波瑠ちゃんに向いているらしいのですが、相変わらず、ドラマと現実のボーダーを設ける事が出来ない視聴者がいるのですねぇ。
ある意味、純粋な人たちなのかな？
何れにしても、ドラマの役が、そのまま演じている人の人間性だと感じてしまうのはどうかと思いますがね。
逆に、当の波瑠ちゃんは毅然とした対応、つまり、仕事でやっている事だと言ってのけているらしいので、なかなか大したものだと感じました。
見かけ通りの気の強い人なんですねぇ。
