あ、美都の妊娠の件も解決したので、事象的な伏線は全て回収された感があります。
個人的に、ビラを配ったのは小田原か皆美だと思っていたのですが、皆美の方が当たりでした。
彼女も色々物語の主軸に絡んでくるキャラなのかと思っていたのですが、単なる賑やかし系のキャラだったのは個人的には若干残念でもあります。
或いは、原作ではもう少し巧妙に物語に関わってくるのかも知れませんが、ドラマでは時間が無かったのかな?
彼女も中々にイっちゃてる系のキャラなので、所謂お騒がせキャラで終わってしまうのは、やや勿体無いかなと。
一応、麗華の人間力の高さを引き立てる役割は担っていたので、そう言う意味では無駄なキャラでもなかったのかな?
ただ、麗華の人間力の高さと言う意味では、美都と院長との三者会談でも遺憾なく発揮されていたので、敢えて皆美の下りはいらなかった様にも思えます。
しかし、院長が異様にカッコいいなぁ。
キメるところはしっかりキメる、実は本ドラマ中最もカッコいいキャラが彼なんじゃないかと。
残念ながら彼が物語りの真ん中に来る事はないのですけどね。
小田原が美都たち夫婦にやたらと絡んでくる理由がやっとわかりました。
と言うか、まぁ、なんとなくそうだろうとは思ってはいたのですが、つまり、彼、ゲイな訳ですね。
涼太がノーマルである以上、小田原の恋が実る事はない訳で、そう言う意味では、本ドラマ中、最も切ない立場の人なのかもしれません。
しかし、マンションでカミングアウトした時、ミュージカル風に歌を歌うんじゃないかとちょっと期待したのですが、まぁ、あり得ないですよね。(笑)
さて、一番の問題である美都の妊娠も陰性だと言う事がわかり、ある意味、最も残酷な未来は回避出来た様でもあります。
と同時に、美都にとって、最愛の人との繋がりは完全に立ち消えたと言う事にもなりました。
一人暮らしを始め、全てを手放した美都にとって、妊娠していなかったと言う事実は、一体、どんな風に彼女の心に影響しているのでしょう?
寂しいのでしょうか?
ほっとしているのでしょうか?
中々映像からは完全には伺い知る事が難しいところではあります。
ともあれ、この期に及んでも、あくまでも自分本位なのは流石。(笑)
多少は自責の念が沸いてきても良さそうなのですがねぇ。
彼女は徹底体に利己的な人なのでしょうね。
小田原に言われた言葉は、普通の人ならば相当心に響くはずなのですが、彼女にはイマイチピンときてない様で…。
メンタル的なタフさは見事とさえ思うのですが、ただ、麗華の人となりを垣間見た時にショックを受けた様でもあるので、最終回に向けて、彼女の中で何かが変化するのかも知れません。
一応、ラブコメの部類に入るドラマだと思うので、ある程度、ハッピーエンドの体で幕を閉じるとは思うのですが、流石に多くのわだかまりを抱えたまま終焉を迎えるのは避けられないかなぁ?
あんまり救いのある終わり方はしない様な気がしますが、どうでしょう?