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素敵な選TAXI

素敵な選TAXI ♯10

とうとう最終回を迎えてしまった素敵な選TAXI。
バカリズム脚本と言う事もあり、内容も非常に実験的な要素が多かった様に思いますが、実に楽しいドラマに仕上がっていたと思います。
又、バカリズムと言う芸人が非常に才能に恵まれている人だと言うのも感じてとれました。
劇中にあちこちにバカリズムイズムが散りばめられていて、彼のやや癖のある世界観がチラホラと垣間見れるところも楽しい要素だったのではないでしょうか?
中でも「犯罪刑事」は相当のインパクトを視聴者に与えた様で、別番組にて、犯罪刑事役のでびっと伊藤が反響の大きさを語っていたました。
是非「犯罪コップ」も見てみたいと思ったのは私だけではないはず。

イベントの分岐と言う発想が非常にゲーム的だと感じます。
ゲーム的であると言う事は、或いは「ゲームであればこそ」面白いと言う事が往々にしてあり、ともすればドラマやアニメにゲーム的な要素を取り入れたが故に、むしろつまらなくなってしまうと言う事が多いのですが、そう言う意味でも、このドラマは実に良くできていると感じました。
きっとバカリズムってゲーム好きなんだろうなぁ。
因みに標さんが捕まったところで頻発する「タイム交通違反」等の、単語の冠にタイムが付く呼称ですが、あれはセガのゲーム、「スペースチャンネル5」の影響が大きくある様に思いました。
あちらは冠に「スペース」が付き、「スペース日本人」や「スペース海賊」、果ては、マイケル・ジャクソン本人が登場し、「スペース・マイケル・ジャクソン」と名乗ってたりしました。
きっとチャンネル5が好きなんだろうなぁ、バカリズム。

それにしても標さんが元の素敵な選TAXIの運転手だったとはねぇ。
最後の最後までギミックを用意していて関心してしまいます。
まぁ、標道雄、つまり道標な訳なので、何かしら関係があるのだろうとは想像していましたが、ど真ん中の人だったとはね。
そう言えば、漫画家の回の時、何食わぬ顔で素敵な選TAXIに乗ってましたね。
ホントによく整合性がとれていて関心してしまいます。

普段は2の線のど真ん中の役の多い竹之内豊ですが、こう言う若干2の線から外れている役の方が、実は彼の魅力が伝わりやすいと以前から感じていました。
例えば「世紀末の詩」の野亜亘役なんかも凄くよかった。
個人的には彼の2の線じゃないキャラをこれからも見てみたいのですが、まぁ、或いはこの作品がトリガーになって、そう言う役も大くオファーがくる様になるかな?

さて、是非この「素敵な選TAXI」の続編を期待したいところですが、又、枝分さんたちに会えるのは先の話になりそうかな?





素敵な選TAXI

素敵な選TAXI ♯9

冒頭の分け目占いはまんまバカリズムのセンスでした。
彼独特のセンスは直ぐにわかりますね。
都道府県の持ち方に通ずるものがあります。

立て篭もり刑事、人質刑事と、刑事シリーズは健在です。
あれですかね、刑事って腐敗してるんですかねぇ?

さあ、今回はまさかのタイムスリップなし!
凄い!
ドラマの主旨そのものを完全に否定した今回の展開は見事!

強盗二人に乗り込まれた不運な枝分さんですが、なんだか車内の雰囲気は楽しそう。
コンビに強盗をしてしまった彼には同情心させ沸いてしまいます。
それにしても、冷静な判断で、電源を切らずに車内の会話を喫茶店のみんなに聞かせる様に仕向けた枝分さんって、実は凄く出来る男ですね。
あ、でも、彼、元パシリなんだな。





素敵な選TAXI

素敵な選TAXI ♯8

被害者刑事、冤罪刑事、共犯刑事と、番組終了までに何人の○○刑事が登場するのでしょうかねぇ。
楽しみですねぇ。

ドラマの特性上、同じ様なシーンを何度も撮らなくてはならないので、スタッフは勿論、演者の人たちも大変だろうなぁと感じてしまいます。
特に製作側のスタッフは、シーンを整合させるのに相当苦労するんじゃないかな?
等と、ドラマ本編とは関係ない事をふと思ってしまいました。

それにしても、過去に放送した回のキャラや設定が、ちょこっとづつ顔を出してくると言うのは粋だなぁ。
すっかり、おひとよしトレジャーに嵌ってしまっている夏希に笑ってしまいました。
又、お見合いの回に出てきた女医さんの勤める病院が、今回の主役のおじいちゃんの入院している病院と言うのも、細かいながらも見事だなぁ。
しかも女医さんも登場!
上手いなぁ。

あの手この手のギミックを仕込んでくる素敵な選TAXI。
今回は禁断の幽霊ネタでした。
店長の言うとおり、ゾッとすればいいのか、ホッコリすればいいのか、迷ってしまいますね。





素敵な選TAXI

素敵な選TAXI ♯7

回が増す毎に小ネタが充実してくる素敵な選TAXI。
今回も冒頭から新たなる小ネタの登場で視聴者をハッとさせてくれました。
まさか共犯刑事とはねぇ。
しかも日村とは、もう、完全に犯罪刑事で遊んでますね。

とりあえず枝分さんがいじめられっ子でパシリだった事が発覚した訳ですが、まぁ、物語に大きな影響はないですね。(笑)

真理が元レディースだったと言うのは、枝分さんがレディースに絡まれているシーンから想像で気安いのですが、まさかカンナちゃんもとはねぇ。
世の中は狭いですね。(笑)
唐突に現れちゃいましたから。
と思って見返してみて気づいたのですが、実は最初の中布師駅のシーンで既にカンナちゃんがいます。
絡まれている枝分を見ている真理と彰の後ろの方でスマホを弄っているのですよ。
いやぁ、細かいねぇ。
ホント、いちいち凝ってるドラマです。





素敵な選TAXI

素敵な選TAXI ♯6

回を増すごとに順調にタクシーのギミックが増えていっています。(笑)
いつの間にやら謎の音が発生する装置は二つになっているし、戻る際にゴーグル着用になってますね。
次回からも何かギミックを追加するのかな?
又、選TAXIは決して戻す対象は1人に限定されている訳でもないって事ですね。
今回は4人乗せて戻ってましたからね。

今回の主役は栗山千明と言う事で非常に期待していました。
彼女は大変優れたコメディエンヌとしての一面もあるので、そう言う役なんじゃないかなと勝手に想像していたのですが、結構マジメな役でしたね。
でも、今回のストーリーも楽しかったなぁ。
これまでに放送されたエピソードが、ほんの少し物語りに絡んでくるなんて、アイディアが光ってるよなぁ。
宝くじの回の犯罪刑事のシーンもそうですが、婚活の回のナースの女性がこの物語に絡んでくるとは予想外でした。
確かに彼女、ちょっとあざとい感じがしましたけどねぇ。
こんな風に絡ませるとはねぇ。
上手いなぁ。

あと、おひとよしトレジャーに関する小道具の作り込みも無駄に凄い!
ちょっと読んでみたい。






素敵な選TAXI

素敵な選TAXI ♯5

このドラマの楽しいところのひとつとして、普段脇役として活躍している人が主人公としてクローズアップされるところでしょう。
今回の女医役の吉田羊も名脇役として数々のドラマに出演しています。
気の強い癖のある女性役が多いので、今回の様に、やや3枚目な演技はあんまり見たことがないので不思議な感じがします。
まぁ、女医なので、表面的には2枚目ですけどね。
女医って出会いないんですかね?
まわりに優秀な医者が沢山いるので、彼女の美貌をもってすれば、恋愛のひとつや二つできそうなものですけど、そうもいかないのかな?
それにしても枝分の説明に猛烈に猜疑心を表すのは流石女医。
現実主義者です。
そもそも結婚、或いは恋愛が目的で参加しているパーティのはずが、数々の勝負に勝利してきた百戦錬磨な女医さん、途中から趣旨が変わってきているのは可笑しかったなぁ。
あのナースが実は同じ病院で働いていると言うのがオチだったらもっと面白かったんだけどねぇ。






素敵な選TAXI

素敵な選TAXI ♯4

先週は感想を書けなかったし、先々週とに至っては見逃してしまうと言う失態を犯してしまいました。
好きなドラマなのに惜しいことをしてしまいました。
特に2回目の仲村トオルの回は凄く楽しみにしてたのに本当に残念!!
録画予約の確認はちゃんとしなければいけません。

徐々に話題になってきている「犯罪刑事」。
神奈川テレビでデビット伊藤がやっている散歩番組で自身が言及してました。
やっぱり反響がある様ですね。

いやぁ、今回もいいシナリオだなぁ。
そもそも時間巻き戻しのドラマと言うのはゲーム的な要素が強いのですが、今回は実にゲーム的な面白さが満載だったと思います。
回を重ねる毎にドタバタコメディになっていく展開は中々に秀逸だったと思います。
そして、オチも良くできてます。
上手に日常に戻った展開なんかは割りと見事です。

それにしても運転手さん、テレビに出れてよかったね!






素敵な選TAXI

素敵な選TAXI ♯1

バカリズム脚本(と出演)、竹之内豊主演のドラマ。
基本的には毎回ゲストと称する俳優陣が演じるキャラクターにフォーカスした物語で、竹之内豊の演じる枝分と言うタクシー運転手はオブザーバー的な役割なので、竹之内豊の演じるキャラを掘り下げる事はないのではないかと思います。

「あの時ああすればよかった」とか「こうすればよかった」なんて事は誰しもが考えると思うのですが、そんな人生の選択肢を、ある地点からやり直せて、しかも最終的にはハッピーエンドになるドラマです。
行動のやり直しを繰り返す事で、最終的にどんな風に幸せな結末を迎えるかと言うところが見所でしょう。
タイトルが「素敵な」と付く通り、最終的には一番素敵な選択肢を選んでハッピーエンドになります。
見終わった後に仄かに幸せな気分になれるドラマだと思います。

このドラマの脚本を書いているのは、お笑い芸人のバカリズム。
彼はお笑い芸人と言うカテゴリに属する人ですが、そのネタが独特で、明らかに既存の芸人さんたちとは着眼点が異なる事は誰しもが思うところでしょう。
トツギーノやら都道府県の持ち方など、普通は思いつきませんからね。
大変独創性豊かな人だと思います。
このドラマを見てて関心してしまったのはバカリズムの作家としての有能さです。
とても面白い!
そしてよくまとまっている。
お笑い芸人としても一際異彩を放つバカリズムですが、彼の才能はお笑いだけじゃないんですね。
多分1クール12話放送すると思うのですが、全ての話が今回と同じ位のクオリティを保てるのかと言うところにとても興味があります。







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