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正義のセ

正義のセ ♯10

早くも正義のセも最終回。
いや、ほんとに早いですねぇ。

今回は最終回と言う事もあってか、一番巨大な相手、つまり政治家絡みのエピソードでした。
今回の焦点は、政治家の息子が本当に正当防衛故に相手を殺害してしまったのか、それともそれは虚偽の証言なのかと言うところでした。
被疑者は政治家の息子。
殺害されたのは調理人で、傷害罪で服役していた過去があります。
互いのバックボーンを鑑みるに、一見、政治家の息子に圧倒的に正当性がある様に思えまが・・・。

しかし、まぁ、かなりベタベタなシチュエーションで、ちょっと笑えてしまいますねぇ。
このドラマは最後までベタなノリで終わるんですねぇ。


政治家の息子、中条秀成に刺殺されてしまう料理人、入江大輔に扮するのは佐藤祐基が。
佐藤祐基君と言えば、仮面ライダーカブトでの仮面ライダーガタック役が印象的です。
実際、ガタック役で結構注目されたと思うのですが、主役の仮面ライダーカブト役を演じた水嶋ヒロくんが凄まじいブレイクの仕方をしてしまったためか、イマイチ目立たなくなってしまった様な印象があります。
あと、なぜか芸名をコロコロと変えてましたねぇ。
色々と試行錯誤があったのかもしれませんね。

あと、大物政治家の中条良成役には宅麻伸が。
宅麻伸氏と言えば、どうも近年では勇者ヨシヒコのダンジョーのイメージが強くて・・・。
真面目な芝居をしていてもダンジョーがオーバーラップして、ちょっと可笑しくなってしまうのは、それだけ勇者ヨシヒコのインパクトが強いって事なのかもしれません。


さて、ではドラマの感想をば。
秀成の過失を証明するには証人も証拠も少ない中で、どうやって真実を暴くのかと思いきや、やっぱり人情に訴えると言うオチなんですねぇ。
なんだろう?
劇中のミッションの難度を最初にググっと上げるのはいいのですが、結局上げたハードルを越えるのでは無く潜って越えるって言うんでしょうかねぇ?
最終的には心情に訴えかけての解決を必殺技にしちゃうのは、どうなのかな?
それは今回に限らず、このドラマ全般に於いて、そう感じてしまいます。
性善説に基づいているのはわかるのですが、そうではない人も多くいるのも現実で、だからこそ検事なんて言う商売が成り立っている訳です。
例えば、もし、秀成があそこで情にほだされなかったらどうするのでしょう?
最終兵器の「情に訴え」が通用しなかった場合、それは即ち、真実が闇に葬られる事になります。
つまり、正義が負ける訳ですね。
タイトルに正義と言うワードが入るので、ドラマ上、凜々子が負ける事はありえないのでしょうけど、それにしても解決方法に説得力がなさすぎる様に思えてなりませんでした。
今回の件にしても、秀成のあの性格からして自らの罪の良心の呵責に耐えかねるなんて事はあり得ないと思うのですけどねぇ。
ちょっとご都合よすぎて凄く安っぽく感じてしまいます。

あと、このドラマ、主役周辺以外のパートは必要かなぁ?
勿論、凜々子の性格を掘り下げると言う意味で、家族のシーンがあるのはわかるのですが、なんと言うか、あの設定があまり上手に生かされていないというかなんと言うか・・・。例えば、妹と彼氏の結婚問題とかもあるでしょうけど、それがドラマ自体をふくよかにしているのかと言うと、決してそうではなく、仮にあの下りゴッソリなかったとしてもドラマの本編になんの影響もないんじゃないかなぁ?
凜々子の恋人のくだりだって果たして必要だったのかと。
そう言う枝葉に時間を割く位だったら、事件解決のパートをしっかり作りこんで「魅せる」解決方法を見せて欲しかったところです。

個人的には『花咲舞が黙ってない』と同タイプのドラマと言う認識で見ていたのですが、ドラマの出来としては花咲舞に圧倒的に軍配が上がる様に思います。
ライトでありつつ見応えを感じさせるドラマにしかったのでしょうけど、どうも気概が空回りしてしまった様に感じてしまいます。
あと、安田顕が思ったより活躍してなかったのも個人的には残念でしたねぇ。
花咲舞に於ける上川隆也の様な活躍を期待したのですが・・・。

ドラマの制作の問題なのか、原作自体のクオリティの問題なのかはわかりませんが、なんか色々イマイチでしたねぇ。
結局最後まで見ちゃいましたが・・・。
この手のドラマって難しいのかもしれませんねぇ。










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