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正義のセ

正義のセ ♯6

オレオレ詐欺の受け子をして逮捕された大学生が、実際に詐欺に関与している事を自覚しているのか、或いは、状況を全く知らずに犯罪を犯してしまったのかが問われるエピソード。
今回は物語の構図が中々凝っていて面白かったと思います。
凜々子と、凜々子の旧来の友人である弁護士の美咲が、夫々、検事と弁護士と言う立場でオレオレ詐欺の受け子をやった大学生の浅田を担当します。
当然、立場の違いから対立する訳ですが、同じ法に携わる者同士とは言え、立場の違いによって主張は異なる訳で、仲の良い者同士であるが故、余計に気まずさが増します。


老人からお金を受け取る、所謂「受け子」を行ったところを現行犯で捕らえられた浅田役を岡山天音が扮します。一癖ある役の多い岡山くん。
若手のバイプレーヤーとして、ここのところメキメキと頭角を現してきている様に感じます。
CMでも見かけますしね。
将来が楽しみな実力派俳優のひとりではないでしょうか。
凜々子の大学の同期で、弁護士として今回対立する側に回る田代美咲役には倉科カナが。
つい先日放送された世にも奇妙な物語の中の1エピソードで見掛けたばかりなので、なんか不思議な感じがします。
あと、これまた凜々子たちの同期で凜々子にぞっこんの笠原秀幸が。
笠原氏と言えば、すかした役が印象的なのですが、今回の神蔵は今までの笠原氏が演じた役とは随分印象が異なっていて新鮮に感じました。

先述の通り、今回は話の構図が中々面白いと思いました。
実際に、法科を卒業した同期で、ああ言うシチュエーションがあるのか否かはわかりませんが、或いは、あってもおかしくはない訳で、その場合、やっぱり結構やり難いでしょうね。
ましてや新人に近い2人なので、業務と感情の線引きをするのは余計に大変でしょう。
中々興味深くドラマを観ていました。

事件内容は所謂オレオレ詐欺。
今回の争点は、受け子の浅田が能動的に詐欺に関与していたのか、或いは、全く状況を理解せず単にアルバイトと言う理解の下に行ったのかと言うところでした。
どうも今回の作劇としては、と言うか、このドラマの特色としてとでも言いましょうか、凜々子と美咲の葛藤に重きが置かれていて、例によって、浅田が黒である事を暴く一連のドラマが弱い様に感じます。
そもそも、大学の同級生同士でオレオレ詐欺を行っているのだったら、警察が尻尾を早い段階で掴むはず。
よって、凜々子と美咲が必要以上に対立する事もなかったのではないかと思えてしまうのですが・・・。
まぁ、そんな事言ったらドラマが成立しなくなってしまうのですが、なんと言うか、謎を暴くと言うところに醍醐味を感じたいと思いながら観ていると、やっぱり、ちょっと物足りなく感じてしまいます。
もうちょっと検事と被疑者の駆け引きを楽しみたいと思うのですが、ちょっとドラマの属性が違う様です。

さて、来週はどうしようかなぁ。
うーん、もう一回だけ観てみよう・・・。










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