但し、江戸川乱歩のそれを使用してはいるものの、内容自体はアニメオリジナルらしく、あくまでもモチーフとして乱歩キャラやシチュエーションを使っているだけの様で、そこも又非常に興味深く感じます。
明智言えば例の名探偵であり、小林と言えば、その明智率いる少年探偵団の団長。
ゆくゆくは少年探偵団的な集団を作るのか否かも大変興味のあるところでもあります。
更に言えば、怪人20面相なんかも登場するのでしょうか?
内容は中々にハードですねぇ。
教師のバラバラ殺人事件やら、ゴスロリのリストカット教師やらと、非常におぞましくも気持ち悪い。
主人公であるコバヤシも、あの年齢にして物事を異様なまでに達観する性格で非常に不気味だし、アケチも「明智探偵」からは想像できない異常性のある人物で一筋縄ではいかなそう。
演出も中々凝っていますね。
最初、初登場の人物がシルエットのみで表現されていて、あるタイミングで彩色されます。
これは実に良いアイディア。
私の様に、キャラを覚えるのが苦手な人には、キャラの印象を深く刻むのに役立っていると思います。
キャラを把握できないと、今後の展開が把握出来なくなりますからねぇ。
何気に視聴者を気遣った演出なのではないでしょうか?
近代文学を独自の切り口でアニメ化すると言うのは実にユニークな試みだと思います。
何気に今期で一番楽しみな作品かも?
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