すいかのドラマ三昧

いよいよ最終回を迎えたMOZU　Season2～幻の翼～。
面白いは面白いのですけど、やっぱりSeason1ほどの緊張感はなかったですねぇ。
Season1はホントに毎回毎回ドキドキして観ていたのですが、Season2は割りと達観して観てしまいました。
解決編だと言う事もあるので、結構台詞が説明的になってしまった感が鼻につくのは致し方ないと言うところでしょうか？

ばら撒かれた伏線を全て回収して欲しかったのですが、やっぱり無理でしたね。
明星の父親がイワン・タイラーだったと言うのはいいとして、では何故、彼がソ連側の人間になったのかと言う事が語られていないのは実に消化不良だと思います。
一応まだ生きていると言う含みは持たされていたので、映画版で再登場して、明星との関係に決着を付けるのかもしれませんが…。

やっぱりダルマは謎のままでした。
一応、何らかの洗脳装置、或いは洗脳技術である事は察しが付きますが、やはりこれも映画へ持ち越しなのかなぁ。
Season1の冒頭から引っ張っていた謎なので、是非今回謎解きをして欲しかったところです。

あと、個人的に凄く気になっているのは、結局、倉木の娘の死因はなんだったのでしょう？
千尋が誤って殺してしまったのか、それとも本当に事故だったのか。
結構重要だと思うのですけどね。

さて、思ったとおりと言うか、映画へ続く様です。
明星の父親と新谷は再登場する可能性が高いですね。
それにしても映画ではしっかりと残っている謎を拾ってくれるんですかねぇ。
だったら観にいってもいいかな。
でもなぁ、引っ張りそうな感じもするなぁ。

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ここにきて大杉が異様にカッコよくなってきました。
一見無骨なのですが非常に情に厚く、そして熱い男ですねぇ。
又、大杉を演じている香川照之が見事。
懐の深い俳優だなぁと感じてしまいます。
彼、ここのところ嫌なヤツ役が多かったし、ともすれば彼自身も嫌なヤツっぽい感もあるのですが、大杉役の彼は凄くいい。
倉木との殺陣も迫力があって、体を張った演技も出来るんだなぁと関心してしまいました。

ところでSeason1の時のヒール役だった吉田鋼太郎と、Mozuの主役の西島秀俊が、ラ王のCMで義父と婿の役で競演してて笑ってしまいました。
しかも恐妻家らしく、義父とともに妻を恐れているのが、Mozuとのギャップがありすぎて可笑しい。
これで妻役が石田ゆり子だったら凄く面白いのだけどなぁ。

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東役の長谷川博己が面白すぎる！
なんか、狂気を通り越して、笑ってしまう。(笑)
彼、きっと優男なんだと思うので、ちょっと狂気の演技には無理があるかなぁ。
鈴木先生や家政婦のミタのお父さん役なんかは凄く良かったのですがねぇ。

双子ネタは色々と困惑してしまいがちなのですが、結局、和彦を名乗っているのが宏美で、宏美として殺し屋をやっていたのが和彦って事なのかな？
あぁ、こんがらがる。

はめられた倉木を助ける為に奔走する大杉がなかなか胸熱ですね。
なんやかんやいいながら友情を感じているのでしょう。
でも、警部補が警部にタメ口はダメなんじゃないかな？
ま、公安と警視庁だから、そこらへんはテキトーなのかな？

しかし、あと２回でダルマの謎は解決するのかなぁ。

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現在の伏線は、倉木の妻千尋が関与していたグラークアルファ作戦、新谷の兄和彦、だるま、失踪した明星の父親、そしてアテナセキュリティ社、と大まかにはこんな感じでしょうか。
これら全ての点が最後にはひとつに繋がると「見事！！」って事になるのですが、どうでしょう？
見事な展開にしてくれるんでしょうかね？

今回久々にアテナセキュリティの東が出てきました。
しかしあれですね。
東役の長谷川博己が狂気の演技をしていましたが、なんていうのかなぁ、ちょっと物足りないですねぇ。
Season1で強敵として倉木たちの前に立ちはだかった、吉田鋼太郎の演じる中神甚には遠く及ばないですねぇ。
いや、長谷川博己も結構イイ感じの壊れっぷりなのですが、やっぱり吉田鋼太郎が凄すぎて霞んでしまうんですよね。
そう言う意味では、Season2は、Season1程のインパクターがいないのがちょっと心配ではあります。
そこらへんは脚本で魅せてくれればいいですけどね。

ついに指名手配になってしまった倉木。
かなり意外な展開でしたが、考えてみれば、彼を邪魔だと思っている人は多いでしょうから、そう言う意味では自然な展開かな？
倉木はこれをどんな風に切り抜けるのでしょうかね？

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待望のMOZU　Season2。
WOWOWでは前作、百舌の叫ぶ夜から間を空けずに放送されていますので、WOWOWユーザーの人は一足先に観ているって事ですね。
今回の幻の翼は比較的短いらしく、WOWOWとまったく同じ放送内容であるなら、全５話で終わってしまいます。
まぁ、今作は前作の解決編的な位置づけなので、その位で十分なのでしょうね。
ダルマ、グラークアルファ作戦、アテナセキュリティはもちろん、明星の父親等の小さい伏線も色々と張ってあるので、どんな風に点と点が繋がるのか、今からとても楽しみです。

長めの放送時間でしたが、前半１５分程は前作の回想と言うか、ダイジェストでしたので、実質本編は普通の放送時間だったと思います。
前作で妙な友情が芽生えている、倉木、大杉、明星の三人。
前半の大杉と明星のシーンは、前作では考えられない様なほのぼのしたシーンだったと思います。
倉木はもとより、明星も機械みたいな人だから、そんな明星が普通の女性っぽい顔を見せるシーンはほっとしますね。
又、明星はきっと倉木に恋愛感情を抱いているのでしょう。
前作に比べて非常に女の顔になっていると思います。
主役の３人の中では圧倒的に人間味がある大杉。
この緊張感溢れるドラマの中では、彼は比較的コメディリーフ的な役割を担ってるんじゃないかな？
彼がいてくれるから、観ている方も息抜きが出来るってもんです。

これから５回、楽しみ楽しみ。

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